藝祭って? 夏の終わりに、かがやける場所。 学生主体の大学祭、光る原石たちの芸術祭、はたまた上野を盛り上げる地域祭… 藝大生の日々の成果を披露する場でもあるこの祭りは、なんと今年で71回目を迎えます。 「たった三日間」かもしれない『藝祭』で、今年もさまざまなドラマが起こることでしょう。 力のこもった演奏会や、創造性あふれる美術作品の数々をはじめ、 毎年一年生の手により作り上げられる御輿や法被、あちこちで突発的に始まる名物のサンバなどなど、 ここでしか観られない、体感できないものが沢山詰まった祭りとなっております。 また、御輿がまちを練り歩く姿や、学生が自ら制作した小物類が売り出される上野公園でのアートマーケットなど、 学内にとどまらない、藝大生の熱気を感じさせる多様なイベントが繰り広げられます。 あふれる歓喜と魅力、そして少しの狂気に誘われて、ぜひ藝祭にいらしてください。 テーマ『ほてり』について 皆様"ほてり"と聞いて"熱"に関連したイメージを思い浮かべることでしょう。 そう、私達藝大生は常にその"熱"をどこかに秘めているのです。藝大生だけではありません、きっと貴方も。 藝祭という機会に、道路を隔てて存在する美術・音楽両学部の"熱"と"熱"がぶつかり合う ───その先に待っているのは爆発か?調和か? ようこそお越しくださいました。"熱"烈歓迎致します。本日は貴方も私も皆主役。 この"熱"に浮かされながら、さぁ宴をご一緒に… 一瞬一瞬を楽しんでいただけたら本望。 …おやおや、頬が色付いていますよ? パンッと泡が弾けるように終わっていく夏。 「ねぇ、これって夢だったの?」 藝祭期間中もその後もこの感覚を時折思い出してほしい…夢のようで夢じゃない夏のひととき。貴方の頬がその証明。 「ほてり」 藝祭副実行委員長 竹田真歩 2018年度藝祭『ほてり』メインビジュアル
アートディレクター たぐち りの 田口梨野