Neoteny Poiesis
⸺この「かたち」のままで [ 成 / 生 / 為 / 鳴 / 倣 ] る⸺
それが芸術であるかどうか、これまでの方法では判断が難しいもの。
遊びや生活の中で生まれて明滅していたもの。
まるで日記や足跡のように堆積していたもの。
制作と言えるかわからない生成物。
そうした表現の可能性を集める展覧会を開催したいと考えています。
展覧会タイトルの「ネオテニー」とは、生物学の用語で未完成な「かたち」を残しながら成体になった個体が、新たな種として一般化する現象です。本展覧会で募集したいアイデアは、制作過程と完成状態が混沌となった、いわば幼形と成体のキメラとも呼べるものたちです。そんな、表に出ていない「かたち」がたくさんあるはずです。
本展では、まるで新種が生まれ生態系が拡がるように、制作や展示といった既存の概念からはみ出すような多様性を産むことを試みます。これは、芸術はいかに発明可能だろうかという問いに繋がります。
展示者一覧
グローバルアートプラクティス専攻 | 修士1年 | Suh Myungsub(キュレーター) |
映像研究科メディア映像専攻 | 修士2年 | 伊藤道史(キュレーター) |
芸術学科 | 修士1年 | 高柳祿(キュレーター) |
グローバルアートプラクティス専攻 | 修士1年 | 内田拓海 |
先端芸術表現科 | 修士2年 | 奥野智萌 |
デザイン科 | 学部3年 | 金信英 |
工芸科 | 学部4年 | 香香 |
油画科 | 学部3年 | 杉下ひなた |
油画科 | 学部3年 | 中野有華 |
GAP専攻 | 修士1年 | Feng Ye |