法被制作は例年、各学生が製版・布の裁断・印刷まですべての工程を手作業で行っていましたが、今年は新型コロナウイルスの流行に伴い共同制作作業は禁止、みんなで法被を作ることもできなくなってしまいました……
でも、法被隊のみんなが考えたデザインをなんとか形として残したい……そこで、今年は制作を外部委託して法被を完成させることにしました。
さらに、それぞれの法被隊が法被の魅力をアピールするイベント・ハピコレ(法被コレクション)も、今年はオンラインで生配信となり、映像を用いたパフォーマンスなど例年とは異なる演出が見られます。
こんな状況でもできることを、こんな状況だからこそできることを。その思いで、今年の法被は本番まで動いてきました
2021年 藝祭委員法被
メインビジュアルから雰囲気を変えて、強い風が吹く山をイメージしました。月と太陽と背中心の徽章は着物の中でも格式の高いとされる五つ紋をイメージしています。着る物として左右で見え方が変わるようにデザインしました。
科内で募集した案から多数決などでデザインを決定します。
型紙をもとに布を裁断。
基本は身頃・襟・袖の3パーツに分けられます。
シルクスクリーン印刷のための版を作ります。
色ごとに版を分け、感光乳剤を用いて
版に柄を転写していきます。
インクごとにレイヤーを分け、
順番に重ねていく作業を繰り返します。
一色刷るごとに干してインクを乾かします。
その後、刷った布をひとりひとり縫い合わせて、
それぞれの科でおそろいの法被が完成します!!
法被コレクション(通称ハピコレ)では、美術学部×音楽学部の1・2年生が、それぞれの制作した
法被の魅力をアピールするパフォーマンスを披露します!!今年は6ホールから生配信。お楽しみに!!
9月3日に配信されましたハピコレ、ご覧いただき誠にありがとうございました。
後日、一部編集を加えましたアーカイブを公開いたします。お楽しみにお待ちください。