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法被制作は例年、各学生が製版・布の裁断・印刷まですべての工程を手作業で行っていましたが、今年は新型コロナウイルスの流行に伴い共同制作作業は禁止、みんなで法被を作ることもできなくなってしまいました……
でも、法被隊のみんなが考えたデザインをなんとか形として残したい……そこで、今年は制作を外部委託して法被を完成させることにしました。
さらに、それぞれの法被隊が法被の魅力をアピールするイベント・ハピコレ(法被コレクション)も、今年はオンラインで生配信となり、映像を用いたパフォーマンスなど例年とは異なる演出が見られます。
こんな状況でもできることを、こんな状況だからこそできることを。その思いで、今年の法被は本番まで動いてきました

2021年 藝祭委員法被

メインビジュアルから雰囲気を変えて、強い風が吹く山をイメージしました。月と太陽と背中心の徽章は着物の中でも格式の高いとされる五つ紋をイメージしています。着る物として左右で見え方が変わるようにデザインしました。

一年生
古楽
オルガン
声楽
油画
建築
指揮

心は強く 愛を持って高く羽ばたけ

弦楽器
作曲
芸術学
デザイン

青虎が街にやってくる古典的な図柄と現代的なネオンが織りなす世界をご覧あれ。

彫刻
ピアノ
管楽器
音楽環境創造
先端芸術表現

藝大の鬼を祭る

二年生
邦楽
日本画

時流のうねりものりこえて
鯨波の声よ今高らかに

彫刻
工芸

煌めけ流星唯一瞬のかけがえのないこの時よ

弦楽器
作曲
芸術学
デザイン

去年味わったなかなか思い通りにいかない心のもどかしさの動きも魅力的だ。

彫刻
ピアノ
管楽器
音楽環境創造
先端芸術表現

「魑魅魍魎」はいかなるものにも統合されることなく、世界をひっくり返す力を持つ。

マケット展示
法被ができるまで
2019年度デザイン・芸学・弦楽器・作曲の場合
デザイン決定

科内で募集した案から多数決などでデザインを決定します。

布の裁断

型紙をもとに布を裁断。
基本は身頃・襟・袖の3パーツに分けられます。

製板

シルクスクリーン印刷のための版を作ります。
色ごとに版を分け、感光乳剤を用いて
版に柄を転写していきます。

印刷

インクごとにレイヤーを分け、
順番に重ねていく作業を繰り返します。

乾燥

一色刷るごとに干してインクを乾かします。

完成

その後、刷った布をひとりひとり縫い合わせて、
それぞれの科でおそろいの法被が完成します!!

ハピコレ

法被コレクション(通称ハピコレ)では、美術学部×音楽学部の1・2年生が、それぞれの制作した
法被の魅力をアピールするパフォーマンスを披露します!!今年は6ホールから生配信。お楽しみに!!


9月3日に配信されましたハピコレ、ご覧いただき誠にありがとうございました。
後日、一部編集を加えましたアーカイブを公開いたします。お楽しみにお待ちください。

Coming soon……
2021年9月5日(日) 13:00-15:30 公開