三島有紀子 生トーク
三島 有紀子 Yukiko Mishima
■ プロフィール
三島有紀子/映画監督大阪市出身。18歳からインディーズ映画を撮り始め、大学卒業後NHKに入局し「NHKスペシャル」「ETV特集」「トップランナー」など人間ドキュメンタリーを数多く企画・監督。03年に劇映画を撮るために独立し、東映京都撮影所などでフリーの助監督として現場を学ぶ。ニューヨークでHBスタジオ講師陣のサマーワークショップを受ける。2012年、オリジナル脚本で『しあわせのパン』を発表。『幼な子われらに生まれ』(17年)では第41回モントリオール世界映画祭で審査員特別大賞、第41回山路ふみ子賞作品賞、第42回報知映画賞では監督賞を受賞。最新作は、夏帆/妻夫木聡出演の『Red』(2020年2月公開)。ドキュメンタリー作品から劇映画、テレビ作品まで一貫して、永続的な日常の中の人間にある軋みを描きつつも、最後には小さな“魂の救済”を描くことを信条としている。
■主な監督作品
『しあわせのパン』(2012)
『繕い裁つ人』(2015)
『少女』(2016)
『幼な子われらに生まれ』(2017) 『ビブリア古書堂の事件手帖』(2018)
『Red』(2020) 公開中&2020.10.2 Blu-ray ・DVD リリース
(https://redmovie.jp/)
ほか。
■小説
「しあわせのパン」ポプラ社
「ぶどうのなみだ」パルコ出版
■連載
FILT「うつしだすこと」
https://filt.jp/
■公式HP
https://www.yukikomishima.com/
かつては見世物だった映画は、今や映像、音楽、文芸、演劇...など様々なジャンルが組み合わされる芸術の総体へ。そんな総合芸術としての映画を、藝大生と様々な視点から掘り下げるトークショーを生配信。ゲストには「幼な子われらに生まれ」「Red」など話題作を次々と生み出す三島有紀子監督をお招きします。映画という表現のあり方から監督自身の表現者としての生き様まで、様々なテーマで繰り広げられるトークからどんな”the”が生まれるのでしょうか。
川添 彩（映像研究科映画専攻修士2年）
2019年より東京藝術大学大学院映画専攻監督領域修士課程に在籍。フィルムとデジタルを混ぜ合わせた作品を制作する。修士1年次に監督した作品『とてつもなく大きな[Humongous!/2020/super16]』が2020年カンヌ国際映画祭批評家週間短編部門に選出される。
石井 千賀（声楽科4年）
1998年生まれ。第8回東京国際声楽コンクール高校生の部第３位。第70回全日本学生音楽コンクール声楽の部高校生部門東京大会奨励賞。第70回滝廉太郎記念全日本高等学校声楽コンクール第２位。第18回日本演奏家コンクール高校生声楽の部第１位及び横浜市⻑賞、テレビ神奈川賞受賞。その他国内、国外でのクラシックの演奏会に数多く出演する。one To kyo「なんのこれしき」にてメインキャストの天使役を務める。ミュージカル「四月は君の嘘」出演予定。
波立 裕矢（音楽研究科作曲専攻修士3年）
1995年生れ。2018年愛知県立芸術大学音楽学部卒業。現在、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程に在籍。2016年公益財団法人⻘山財団奨学生。2018年第35回現音作曲新人賞受賞。2020年ドラマ「美食探偵」音楽制作アシスタント（作曲：坂東祐大氏）。これまでに作曲を山本裕之、小崎光洋、鈴木純明、久留智之の各氏に師事。
松下 七菜（絵画科油画専攻2年）
人と「話す」事を通し、そこに現れる不確定な言葉の持つ熱量に魅力を感じインタビューを用いた作品制作を行う。転じて、共通言語で話しているはずなのに言葉が軽視される傾向にある日本の美術教育にも興味がある。
